Beauty Column美容整形コラム
2026/09/06
貴族ヒアルは危ない?リスクと安全な施術方法について美容外科医が解説!

「貴族ヒアルを受けてみたいけれど、鼻周りへのヒアルロン酸注入は危ないって本当?」「失明することもあると聞いて不安」と感じている方もいるのではないでしょうか。
貴族ヒアルは、小鼻の横にある鼻翼基部周辺を整えることで、中顔面に立体感を出したり、小鼻横のくぼみやほうれい線を目立ちにくくしたりする施術です。
大きな切開を必要とせず、比較的ダウンタイムも抑えやすいため、非常に人気の施術です。しかし、リスクがまったくない施術ではありません。
この記事では、貴族ヒアルが「危ない」といわれる理由から、実際に考えられるリスク、失明との関係、ヒアル顔になる原因、施術を受ける前に確認しておきたいポイントまで詳しく解説します。
貴族ヒアルは危ない施術?

「貴族ヒアルは危ない」と言う噂を聞くと、施術そのものに大きな危険性があるように感じるかもしれません。
結論から言うと貴族ヒアルは危険な施術ではありません。しかし、美容整形においてリスクのない施術というものは存在しません。
「危ない施術だから避ける」と考えるのではなく、どのようなリスクがあり、どうすればそのリスクを抑えられるのかを理解したうえで施術を検討することが大切です。
貴族ヒアルにもリスクがあるが過度に怖がる必要はない
貴族ヒアルとは、小鼻の付け根にあたる鼻翼基部周辺へヒアルロン酸を注入し、くぼみや中顔面の立体感を整える施術です。
メスを使用する外科手術とは異なり、注射のみで行えるため、施術時間が比較的短く、腫れや内出血などのダウンタイムも比較的少ないことが特徴です。
ただし、貴族ヒアルに限らず、ヒアルロン酸注射には一時的な腫れ・赤み・内出血などが起こることがあります。また、注入位置や量によっては左右差や不自然な膨らみが生じる可能性もあります。
しかしながら、安全管理を徹底すればそういったリスクは限りなく下げることが可能です。
貴族ヒアルは「簡単な注射だからリスクを考えなくてよい施術」ではありませんが、「危険だから受けてはいけない施術」でもありません。
メリットとリスクの両方を理解して受けることが大切です。
貴族ヒアルで考えられる主なリスク
貴族ヒアルは比較的ダウンタイムの少ない施術ですが、注入治療である以上、副作用や合併症の可能性があります。
腫れや内出血などの一時的な症状から、血管閉塞のように迅速な対応が必要となる合併症まであります。それぞれを分けて理解しておきましょう。
失明のリスク
貴族ヒアルが危険であると言われている最も大きな理由の一つが「失明のリスク」です。
顔の血管の一部は、視力に影響する血管とつながっています。そして、特に「鼻翼基部」の付近に走行しています。
そのため、もし誤って血管内へヒアルロン酸を注入してしまうと、血管閉塞を生じて眼球への血流が遮断され、視覚障害につながる可能性があります。
この現象が発生する頻度は極めて稀であり、さらに安全管理を行うことで限りなく下げることが可能なリスクです。しかし、起こった場合の影響が非常に大きいリスクであるため、施術前に知っておく必要があります。
このような重大な合併症の可能性も含めて十分な説明を受け、リスクを理解したうえで施術を検討することが大切です。
腫れ・赤み・内出血
施術直後は、注射による刺激で腫れや赤みが生じることがあります。
また、顔全体には毛細血管などの細い血管が走行しているため、全ての血管を避けて注射することは不可能です。そのため、運悪く血管に針が当たってしまったら内出血が生じることがあります。
程度には個人差がありますが、腫れや赤みは比較的短期間で落ち着くことが多く、内出血が生じた場合も通常は時間の経過とともに薄くなっていきます。
貴族ヒアルは切開を伴わないため、外科手術と比較するとダウンタイムを抑えやすい施術ですが、「まったく腫れない」「内出血が起こらない」とは限りません。
左右差や不自然な膨らみ
人の顔はもともと完全な左右対称ではありません。そのため、左右の骨格や鼻翼基部のくぼみ方を考慮せずに同じ量を注入すると、施術後に左右差が目立つことがあります。
また、ヒアルロン酸を必要以上に注入すると、小鼻の横や口元周辺にボリュームが出すぎて、顔が膨らんだような印象になる可能性があります。
貴族ヒアルでは、単純に「くぼみを埋める」のではなく、もともとの骨格や顔全体のバランスを見ながら必要な位置へ必要な量を注入することが自然な仕上がりにつながります。
ヒアルロン酸が流れて不自然に見える
鼻翼基部周辺は、笑ったり話したりするときに動きが生じる部位です。
ヒアルロン酸は注入後に周囲へ広がる・移動することがあり、本来意図していた範囲より広がって見える可能性があります。
その結果、頬や口元が膨らんで見え、いわゆる「ヒアル顔」のような不自然な印象につながることがあります。
そのため当院では、動きの少ない鼻の裏側の深い位置から、鼻の土台を前方へ支えるように注入する方法を採用しています。この方法であれば、ヒアルロン酸が流れるリスクを大きく下げることが可能であり、より効果的な仕上がりに繋がります。詳しくはこちらの記事で解説しておりますので、気になる方はご覧ください。
貴族ヒアルで本当に失明することはある?

「貴族ヒアルで失明することがある」と聞いて、施術を受けることに不安を感じている方もいるでしょう。
結論として、ヒアルロン酸注入による失明・視力低下などの視覚障害は非常にまれではあるものの、ゼロではありません。
ヒアルロン酸注入による失明は非常にまれだが報告されている
ヒアルロン酸が誤って目につながる血管に注入されてしまうと、網膜などへの血流が遮断され、視力低下や失明につながる可能性があります。
ただし、発生する頻度は極めて稀であり、安全管理を徹底すれば回避できるリスクでもあります。重大な影響を及ぼす可能性があるため、頻度が低いからといって無視できるリスクではありませんが、必要以上に恐れる必要もありません。
技術や安全管理が未熟な状態で発生しうる重大なリスクとして正しく理解しておきましょう。大事なのは、これを回避するために、症例を多数こなして安全管理を徹底しているクリニックを選ぶことです。
徹底した安全管理・解剖学の熟知が求められる
鼻翼基部周辺には視力に関係する血管が走行しており、血管の位置や走行には個人差があります。
そのため、鼻翼基部へヒアルロン酸を注入する貴族ヒアルでは、顔面の解剖を理解したうえで、注入する位置や深さなどを慎重に判断する必要があります。
血管の走行を回避するような刺入ポイント選定や、針を刺入した際に血管に入っていないか必ず確認する作業など、徹底した安全管理が求められます。
リスクをゼロにできる施術は存在しない
どれだけ経験のある医師が慎重に施術を行っても、ヒアルロン酸注入による血管閉塞や視覚障害のリスクを完全にゼロにすることはできません。
そのため、「この注入方法なら絶対に失明しない」「この医師なら100%安全」といった説明には注意が必要です。
大切なのは、リスクがゼロな施術を探すことではありません。顔面の解剖を十分に理解した医師が安全管理を徹底した状態で施術を行い、万が一異常が起こった際に迅速に対応できる体制を整えていることです。
貴族ヒアルを検討するときは、仕上がりの症例だけではなく、安全性への考え方や合併症発生時の対応についても確認したうえでクリニックを選びましょう。
貴族ヒアルで「ヒアル顔」になることはある?

貴族ヒアルのリスクとして、「ヒアルロン酸を入れたことで顔が不自然に膨らまないか」と心配される方もいます。
いわゆる「ヒアル顔」は医学的な診断名ではありませんが、ヒアルロン酸を入れすぎたり、適切ではない位置へ注入したりすることで、顔の一部が不自然に膨らんで見える状態を指して使われることがあります。
貴族ヒアルでも注入方法によっては不自然な仕上がりになる可能性があるため、注入する位置・層・量を適切に判断することが大切です。
適切な位置・量であれば不自然になりにくい
貴族ヒアルは、小鼻の付け根にあたる鼻翼基部周辺を整える施術です。
もともと鼻翼基部がくぼんでいる方に適切な量を注入することで、小鼻横の影やくぼみを目立ちにくくし、中顔面に自然な立体感を与える効果が期待できます。
一方で、必要以上の量を入れてしまうと、小鼻の横が膨らみ、かえって不自然に見えることがあります。
そのため、顔全体のバランスに合わせて注入量を調整することが必要です。
適切な部位と注入量で行えば、ヒアル顔になるリスクを大きく下げることが可能です。
鼻翼基部は表情によって動きやすい
鼻翼基部は、笑ったり話したりする際に周囲の筋肉がよく動く部位です。そのため、鼻翼基部に直接ヒアルロン酸を直接注入してしまうと、ヒアルロン酸が流れやすく、ヒアル顔になりやすくなってしまいます。
しかも実は、鼻翼基部に直接ヒアルロン酸を入れても、小鼻のくぼみは改善しにくい傾向にあります。そのため、改善しようとしても必要以上の量を注入してしまうことになり、さらにヒアル顔になりやすい悪循環に入ってしまいます。
そんな悪循環を避けるためには、小鼻のくぼみが発生する原因について知る必要があります。その点について次の項で解説します。
また、詳細はこちらの記事でも紹介していますので、気になる方はご覧ください。
当院では鼻の「裏側」へ注入する方法を採用

貴族ヒアルは、単純に小鼻横のくぼみをヒアルロン酸で埋めればよい施術ではありません。
当院では、より効果的かつ、リスクを下げられる方法として、鼻の裏側の深い位置から、鼻自体を前方へ押し出すように注入する方法を採用しています。
鼻翼基部のくぼみは「鼻自体が陥没していること」が原因
鼻翼基部のくぼみが生じる根本的な原因は、ほとんどの場合、「鼻自体が陥没していること」によって生じています。
つまり、鼻の陥没を解消してあげれば、鼻翼基部のくぼみや影も解消されることが期待できます。
鼻を根元から前方へ押し出すように整える
当院では、鼻翼基部のくぼんでいる所を直接膨らませるのではなく、鼻の裏側から鼻自体を前方へ押し出すようなイメージでヒアルロン酸を注入します。
こうすることで、鼻自体が前に押し出され、結果的に小鼻の横のくぼみも解消することができます。
根本的な原因を解消することで、より高い効果を得ることが期待できます。
動きの大きい部分へヒアルロン酸を注入するのを避ける
鼻翼基部は、笑う・話すといった表情の変化でよく動く部位です。
こうした部位へ直接ヒアルロン酸を注入してしまうと、頬や口元に流れてしまい、不自然に膨らんで見える可能性があります。
当院では、比較的動きの少ない鼻の裏側の深い位置することで、ヒアルロン酸が流れてしまうリスクを下げています。
さらに、血管の少ない部位でもあるので、血管閉塞のリスクも下げることが可能です。
このように、当院の鼻の裏に注入するという方法は
- ・根本的な原因を解消するのでより高い効果を得られる
- ・動きにくい部位なのでヒアルロン酸が流れるリスクを下げられる
- ・血管走行の少ない部位なので安全性を高められる
というメリットがあります。
貴族ヒアルの危険性を抑えるために確認したいこと

貴族ヒアルのリスクを完全にゼロにすることはできませんが、医師・クリニック選びによって避けられるトラブルもあります。
特に確認したいのは、仕上がりの綺麗さだけではなく、安全面やトラブル時の対応です。
顔面の解剖を理解した医師を選ぶ
貴族ヒアルを行う鼻翼基部周辺には、複数の血管が走行しています。また、血管の位置や深さには個人差があるため、決まった位置に注射すれば安全というわけではありません。
そのため、施術を担当する医師には、顔面の解剖学的な知識が求められます。
症例を多数こなし、施術に慣れている医師を選ぶことが大切です。
貴族ヒアルの症例を確認する
医師を選ぶ際には、実際の貴族ヒアルの症例写真も確認することが大事です。
症例を見るときは、単純に「変化が大きいか」だけを見るのではなく、仕上がりの自然さも確認しましょう。
自分の好みの症例を、なるべくたくさん施術している医師を探すことが大切です。
安全管理・トラブル発生時の対応体制を確認する
ヒアルロン酸注入は、ダウンタイムがほとんどないとはいえ、安全管理を怠ると重大なリスクが生じます。
そのため、施術そのものの技術だけでなく、安全管理についてや、万が一トラブルが発生したときに適切な対応ができるクリニックかどうかも確認しておきましょう。
クリニックの口コミなどを確認し、クリニックの対応がどうなっているのか知っておくことが大切です。
メリットだけでなくリスクの説明も受ける
カウンセリングでは、効果や仕上がりだけでなく、リスクについて十分な説明を受けることも大切です。
貴族ヒアルには、ほうれい線や小鼻のくぼみを解消したり、顔に立体感を与えたりする効果が期待できる一方で、内出血や血管閉塞などのリスクがあります。
また、そもそも悩みの原因によっては、貴族ヒアルが適していない場合もあります。
メリットだけを強調するのではなく、起こり得るリスクや自分に貴族ヒアルが適している理由まで説明してもらったうえで、納得して施術を受けることが後悔を防ぐためにも大切です。
貴族ヒアルで後悔しないために

貴族ヒアルは、小鼻横のくぼみや中顔面の立体感を整えられ、整形感を感じずに美しい印象を与えられる満足度の高い施術です。一方で、医師の技術力や、適応の判断によって仕上がりは変わります。
「思っていた仕上がりと違った」「不自然になってしまった」と後悔しないためにも、価格だけで施術を決めず、医師の症例や注入方法、自分の悩みに適した施術なのかを確認することが大切です。
安さだけでクリニックを選ばない
貴族ヒアルはクリニックによって料金に差がありますが、価格だけを基準に選ぶことはおすすめできません。
ヒアルロン酸は同じ製剤を使用していても、技術力によって大きく仕上がりが変わります。
特に鼻翼基部周辺は血管走行への注意が必要な部位であるため、料金だけではなく、担当医師の症例や、安全管理、トラブル時の対応なども確認した上でクリニックを選びましょう。
自分の悩みに貴族ヒアルが適応するか診察してもらう
貴族ヒアルは、すべての悩みを改善できる施術ではありません。
たとえば、小鼻横のくぼみが原因でほうれい線が目立っている場合には、貴族ヒアルによって改善が期待できます。
一方、頬の脂肪や皮膚の下垂によってほうれい線が深くなっている場合には、貴族ヒアルだけでは十分な変化を感じにくいことがあります。
「ほうれい線があるから貴族ヒアル」「口元が出ているから貴族ヒアル」と決めるのではなく、まずは何が悩みの原因になっているのかを診察してもらうことが大切です。
原因を確認したうえで貴族ヒアルが適しているのか、それとも別の施術や治療のほうが適しているのかを判断することが、施術後の後悔を防ぐことにつながります。
当院の症例
治療名:ヒアルロン酸注入
治療の説明:体内に吸収されるヒアルロン酸を用いた施術です。注射によって目的の場所に注入し、形を整えます。
値段:64,800円〜
副作用:内出血、腫れ、血流障害、痛みなど
治療名:糸リフト・バーティカルリフト
治療の説明:体内に吸収される糸を用いたリフトアップの施術です。こめかみないし髪の毛の中などに穴を開け、棘のついた糸を挿入して皮膚を引き上げます。
価格:1本19,800円〜
副作用:内出血、腫れ、ひきつれ感、痛みなど
貴族ヒアルが気になる方は当院へご相談ください

貴族ヒアルは、リスクがまったくない施術ではありません。しかしながら、安全管理を徹底して行えば、そういったリスクは限りなく下げることが可能です。むしろ、切開を伴った外科手術と比較すれば、体への負担やリスクはとても少ないといえます。
貴族ヒアルは、顔の影やくぼみを解消し、整形感なく垢抜けることができるので、大変満足度の高い施術です。
必要以上に恐れる必要はありません。大事なのは、リスクを理解し、安全管理を徹底したクリニックを選ぶことです。
当院は、貴族ヒアルについて多数の症例を持った医師が施術を行い、すべての施術において安全管理を徹底しています。
万が一、術後に不安や気になる症状が出た場合には、公式LINEやお電話ですぐにご相談いただける体制を整えており、必要であれば迅速に診察・早期対応を行います。
実際にはトラブルが起こるケースは非常に稀ですが、万が一の際にも安心していただけるよう、余裕を持ったフォロー体制を整えています。
当院では無料カウンセリングを行なっておりますので、貴族ヒアルが気になる方はご相談ください。
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