Column医師コラム

顔の印象を左右する、隠れた要素

「貴族ヒアルロン酸」という治療名を耳にしたことはありますか？

これは、小鼻のすぐ横にある“くぼみ”の部分にヒアルロン酸を注入して、くぼみを埋めたり立体感を出したりする施術です。

専門的には、この小鼻の横の部位を「鼻翼基部（びよくきぶ）」と呼び、「鼻翼基部ヒアルロン酸」と言うこともあります。

あまり聞きなれない名前かもしれませんが、実は顔全体のバランスや横顔の美しさを整えるうえで、とても重要なポイントになるんです。

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どのような人に向いているのか

貴族ヒアルロン酸は、鼻翼基部のへこみが強い方や、顔の中心が引っ込んで見える方に適しています。

アジア人、特に日本人は鼻翼基部だけではなく鼻全体が陥没する傾向にあります。

そのため、横顔を見たときに鼻があまり高く見えない方、口元が出て見える方、立体感のなさに悩んでいる方など、実はとても適応が広い施術です。

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どのように判断したらいい？

真横から写真を撮った時に口の端っこよりも鼻が後ろにある人はよい適応です。

図の赤い⇔の隙間がない貴族ヒアルを施術すると横顔を美しくすることができます。

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よくある注意点

貴族ヒアルロン酸は危ないとよく言われます。

これはなぜかというと、失明する危険性のある部位だからです。

貴族ヒアルは目につながる動脈が通っている部位にヒアルロン酸を注入するため、ほかの部位に比べるとリスクが高いです。

しかし、熟練した医師がしっかりと確認をしながら注入するのは問題ありません。

ヒアルロン酸は貴族部位に限らず失明や皮膚壊死のリスクがある治療ですが、正しい知識と技術があれば、きちんと安全に行える治療です。

当院の貴族ヒアルは、そもそも血管があまり通ってない部位に注入し、血管に到達していないか逆流チェックも必ず行なっております。

安全には最新の注意を払いながら、きちんと効果を感じられるような施術を心がけております。